海外携帯を使いたい Part1
最近、海外では携帯電話の魅力的な新製品が発表されています。
数年前までは、海外携帯はGSMの規格のため日本のPDCなどの規格と合わず使えなかったので問題にはなっていませんでした。
しかし、ここ数年でDoCoMoのFOMAやボーダフォンの3Gは国際規格のW-CDMAに沿って作ってありますので規格が同じものになりました。海外の携帯電話を日本でもそのまま使うことができるようになっています。また、日本で使っている携帯を海外に持って行って使うこともできるようになっています。
702nkもそのひとつで、日本で使用できますし、海外でも使用できます。
しかし、ノキアの新製品で日本で発売されるDoCoMoのNM850iGの仕様にがっかりして海外で発売されている携帯を使いたいと思った人も多いと思います。
そこでいろいろ調べたところ幾つか問題点や壁があることがわかりました。
- 通信規格の問題
- 日本語機能の問題
- メール機能の問題
- アプリケーション・サービスの問題
- ハードサポートの問題
- 電波法など法律の問題
いろいろな問題があるのはわかっているつもりでした。使うからには機能やできることに魅力を覚えたからです。しかし、海外携帯を使う上で一番問題なのが法律上の問題です。
電波法は以前は固定電話機や無線LAN・モデム・ルーターなどの国際対応や海外からの持込でよく話題になりました。当然海外製品を日本に持ち込んで使うには電波法上の認証をとっていないと違法行為になってしますのですが、知らないで使っている人や、知らないで販売している業者があるからです。(私もノートパソコンを海外に持っていき、モデムやLAN機能、無線LAN機能を使ったことがありますが、厳密には海外使用の認証をとっていないものでしたので、海外現地の法違反にあたります。過去のことですが.........)
輸入電話機の落とし穴
http://allabout.co.jp/family/electronics/closeup/CU20060124A/index.htm
電波法など法律上の問題を解決していないと、せっかく買った物が使えなかったり、やはり知人や他人の自慢するにも違法行為を自慢するわけにもいきませんからね。当然Blogなどに違法行為を堂々とかく勇気もありませんから。
(これら無線機を使用すると、1年以下の懲役又は、100万円以下の罰金に処せられる場合があります。)
http://www.kanto-bt.go.jp/re/info/gaikoku/index.html
まず、候補としてあげた携帯が「日本語化6630」です。
これは、海外携帯で日本語環境を使うという問題をクリアーしているので機能的には問題ありません。
しかし、携帯電話本体の電波法上の認証を日本では受けていません。
JATE
http://www.jate.or.jp/index.html
付属機能のBluetoothも日本で認証されていません。
ノキア6630として認証は702nkのときに認証はとってはいますが、認証したものにはその記述と明示が義務付けれていますが、輸入物には日本の認証の記述は当然ありません。
http://www.tele.soumu.go.jp/j/material/tech.htm
販売している業者は何社かありますが、販売業者のホームページを調べても認証を取っているという文字がありません。
問題なのが、それらを使うと電波法違反になるという記述もないことです。
海外携帯の輸入自体は問題ないですが、使用するに当たって日本の電波法上の問題があることは記述するべきですから。
海外携帯を日本で購入して、旅行や海外留学・海外出張のときに使うのには何も問題がないからです。
JETORO(日本貿易振興機構)
http://www.jetro.go.jp/jpn/regulations/importproduct_12/04M-030012
(携帯電話の輸入について)
日本と、海外の各国との特定機器の輸出入の円滑化に資するため、相互承認に関する協定を締結し相互承認の実施を推進しているところです
しかし、実際にはシンガポールとECの一部だけしか締結されたなく、しかも相互認証されている機器はごく限られたものです。その中には携帯電話が入っていないません。
国際間の相互認証による電波法の認証問題は解決できないですね。
相互承認(MRA)について
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/mra/mra1.html
まだ確信はありませんが、違法の可能性があるものを販売すると違法行為になるとの話があるので、販売自体が違法になるかもしれません。
PL法
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H06/H06HO085.html
http://www.securitynet.jp/pl/
もともと電波法はアマチュア無線やラジオ・業務用無線の管理運営のために作られた法律で携帯電話向けの内容になったのが最近であるのと、海外の携帯が日本で使えるのがここ数年なので対応ができてない点が多いと思います。
以前は海外の携帯は日本に持ち込んでも規格上合わず使えませんでしたが、いまは使える携帯が多数販売されています。
これは、海外からの旅行者や入国者が自分の国で使っている携帯を持ち込んでいることが多いので、使うと即電波法違反になってしまうということになってしまいます。
もっとも、携帯電話の電波法違反で捕まったという例はまだないみたいですが。
DoCoMoのホームページにも海外から携帯電話を持ち込んでもローミグできるとなっており、動作確認機種にNokia 6630や6680も含まれています。電波法上の問題に関しては一切記述がありません。
http://roaming.nttdocomo.co.jp/service/index_j.html
ボーダフォンはローミングに関してレンタル携帯の情報しかありませんでした。
http://www.vodafone-rental.jp/inbound/jp/phones/index.html
海外からの旅行者向けに何か特例があるのか調べてみましたが、見つかりませんでした。もし何か知っている方がいましたら教えてください。
いまは、まだ調べているところですが、これから携帯電話は本体のほかにBluetoothや無線LANの機能がついたものが多く出てきますので、それらの電波法上の認証問題が出てくると思います。
電波法以外にも「電気用品安全法」も、もしかしたらクリアーにしないといけないかもしれません。充電器や周辺機器などは今後関係してくると思われるからです。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0602/14/news017.html
法律上の問題があるのはわかりましたが、これらを日本で使って知人に自慢できるようになるにはどうしたらいいか調べていきたいと思います。
まだ調べている途中ですが、何か情報がありましたら教えてください。
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コメント
E70購入にあたり、皆様の発言を参考にさせていただいてます。
結局どうなのって解らないから、DoCoMoにメールでたずねたら、3G機ならローミング可能なはずだが、購入したら近くのラボまで持って来てくれって。 適合証明の有無などの指摘も無く。
購入先に国内でローミング使用、DoCoMoのSIMを認識可能なことを確認して購入、ラボへ。
以前は3G対応でも使えないものがあったとか。ローミングページの肥しか!
投稿: 凸凹 | 2007/03/18 14:07
コメントありがとうございます。
メールでの質問ですが、単純にローミングできるかと質問するとマニュアルどおりの回答で、機器の機能の点しか回答されません。これは、ローミングは海外の携帯と海外のSIMを日本に持ち込んだときのことだからです。FOMAカードをさした使い方はローミングではないからです。
その辺のことは、以前にも詳しく確認をしていますので、参考にしてください。
http://symbian.way-nifty.com/mobile/2006/07/_part5_b407.html
投稿: sensor15 | 2007/03/20 02:06